目的別ピクチャーレール購入方法とおすすめ部品ガイド

目的別ピクチャーレール購入方法とおすすめ部品ガイド

こんにちは!株式会社室内装飾おとこざわのスタッフです。仙台市をはじめ宮城県内で、長年リフォーム工事や内装工事に携わってきた私たちが、今回はピクチャーレールについてお話しさせていただきます。

ピクチャーレールって、実は奥が深いんですよね。お客様からも「どれを選べばいいの?」「うちの壁に取り付けられるかしら?」というご相談を本当によくいただくんです。そうなんです、一見シンプルに見えるピクチャーレールですが、使う目的や取り付ける場所によって、選ぶべき製品が全く変わってくるんですよ。

この記事では、私たちが現場で培ってきた経験をもとに、皆さんの目的に合ったピクチャーレールの選び方から購入方法、必要な部品まで、わかりやすくご紹介していきますね。

目次

ピクチャーレールってどんなもの?基礎知識から始めましょう

ピクチャーレールというのは、壁に取り付けて絵画やポスター、写真などを吊り下げるための専用レールのことなんです。天井近くの壁面に水平に設置することで、壁に穴を開けることなく、自由に飾る位置を変えられる優れものなんですよね。

私が建築士として20年以上この仕事をしてきて思うんですが、ピクチャーレールの最大の魅力は「自由度の高さ」なんです。普通に壁に釘を打って絵を飾ると、一度飾った場所を変えたいときにまた新しい穴を開けなきゃいけないじゃないですか。でもピクチャーレールなら、フックを左右に動かすだけで簡単に模様替えができるんですよ。

ピクチャーレールの種類と特徴

ピクチャーレールには、大きく分けて3つのタイプがあるんです。それぞれに特徴があって、使う場所や目的によって選ぶべきものが変わってくるんですね。

天井付けタイプは、その名の通り天井に直接取り付けるタイプです。天井と壁の境目に設置するので、見た目がすっきりして目立たないのが特徴なんですよ。仙台市内の新築マンションでは、このタイプを標準装備しているところも増えてきましたね。

壁付けタイプは、壁面に水平に取り付けるタイプです。天井の構造上、天井付けが難しい場合や、後付けで設置したい場合に便利なんです。私たちがリフォーム工事でよく使うのも、このタイプですね。

埋め込みタイプは、新築時やフルリフォームの際に壁の中に埋め込むタイプです。完全にフラットになるので、最も見た目が美しいんですが、後から設置するのは難しいという特徴があります。

目的別のピクチャーレール選び方

さて、ここからが本題です。ピクチャーレールを選ぶときに一番大切なのは、「何のために使うか」をはっきりさせることなんですよね。

軽量の写真やポスターを飾りたい場合

お子さんの写真や旅行の思い出の写真、好きなアーティストのポスターなどを飾りたいという方は多いんじゃないでしょうか。そうなんです、これが実は一番多いご相談内容なんですよ。

この場合は、耐荷重が5kg程度までの軽量タイプで十分です。TOSOの「ピクチャーレールC-11」やニチベイの「ピクチャーレールV型」あたりがおすすめですね。価格も1メートルあたり800円から1,500円程度と手頃で、DIYでも取り付けやすいんです。

実際に仙台市内のお客様宅で施工した例なんですが、リビングの壁一面にこのタイプのレールを取り付けて、家族の写真をギャラリー風に飾られているお宅があるんです。季節ごとに写真を入れ替えて楽しんでいらっしゃって、とても素敵なんですよね。

絵画や額縁など重量物を飾りたい場合

油絵や大きな額縁に入った絵画など、重いものを飾りたい場合は、耐荷重をしっかり確認する必要があるんです。これ、本当に大切なポイントなんですよ。

重量物用には、耐荷重20kg以上のタイプを選びましょう。TOSOの「ピクチャーレールC-15」やタチカワの「ピクチャーレールHR型」などが信頼性が高いですね。価格は1メートルあたり2,000円から3,500円程度と少し高くなりますが、安全性を考えると必要な投資だと思うんです。

以前、お客様から「安いレールを使ったら、大切な絵画が落ちてしまった」というご相談をいただいたことがあるんです。幸い絵画は無事でしたが、床に傷がついてしまって…。そういった失敗を防ぐためにも、重いものを飾る場合は必ず耐荷重を確認してくださいね。

店舗やギャラリーで使いたい場合

カフェや美容室、ギャラリーなどの商業施設で使う場合は、頻繁に展示物を入れ替えることを想定した選び方が必要なんです。

業務用には、TOSO の「ピクチャーレールC-20」やニチベイの「ピクチャーレール業務用」がおすすめです。耐久性が高く、フックの滑りも良いので、展示替えの作業が楽なんですよ。価格は1メートルあたり3,000円から5,000円程度と高めですが、長期的に見ればコストパフォーマンスは良いと思います。

仙台市内の美術ギャラリーさんで施工させていただいた際は、月に2回程度展示替えをされるということで、この業務用タイプを提案したんです。3年経った今でも問題なく使えていて、オーナー様からも喜んでいただいているんですよね。

和室で使いたい場合

和室にピクチャーレールって意外に思われるかもしれませんが、実は需要があるんですよ。掛け軸を飾ったり、季節の絵を飾ったりするのに便利なんです。

和室用には、目立たない色(アイボリーやベージュ系)のレールを選ぶことをおすすめします。TOSOの「ピクチャーレールC-11」のアイボリー色や、ニチベイの「ピクチャーレールV型」のベージュ色が和室の雰囲気に馴染みやすいですね。

実際に仙台市内の古民家リノベーション案件で、和室の長押(なげし)の下にピクチャーレールを設置したことがあるんです。そうすることで、季節ごとに掛け軸を簡単に掛け替えられるようになって、お客様にとても喜んでいただきました。

ピクチャーレールの購入方法を詳しく解説

さて、どのタイプのピクチャーレールが必要かわかったら、次は購入方法ですね。購入方法によって、価格や入手のしやすさが変わってくるんですよ。

ホームセンターでの購入

一番手軽なのは、やっぱりホームセンターですよね。仙台市内にも大きなホームセンターがいくつかありますし、実物を見て触って確認できるのが最大のメリットなんです。

ホームセンターでは、主に一般家庭向けの標準的なピクチャーレールが置いてあります。長さは1メートルや2メートルのカット済み商品が中心で、必要な部品もセットになっていることが多いんですよね。価格は定価に近いことが多いですが、店員さんに直接相談できるのは初心者の方には心強いんじゃないでしょうか。

ただし、デメリットもあるんです。在庫が限られているので、希望の色やサイズがない場合もありますし、業務用や特殊なタイプは置いていないことが多いんですよね。

インターネット通販での購入

最近は、インターネット通販で購入される方も増えてきました。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトには、豊富な種類のピクチャーレールが揃っているんですよ。

通販の最大のメリットは、価格が安いことと品揃えが豊富なことですね。定価の20%から40%オフで購入できることも珍しくないんです。レビューを参考にできるのも良いポイントだと思います。

ただ、実物を見られないというデメリットもあります。色味や質感が写真と違うこともあるので、できれば同じメーカーの製品をどこかで一度見ておくと安心ですね。

専門店での購入

内装材専門店や建材店で購入する方法もあります。私たち内装業者も、よく専門店から仕入れているんですよ。

専門店の良いところは、プロ用の高品質な製品が手に入ることと、長尺(3メートルや4メートル)のレールも購入できることなんです。また、専門スタッフに相談できるので、適切なアドバイスがもらえるんですよね。

価格は通販よりは高めですが、ホームセンターとそれほど変わらないことも多いです。仙台市内にもいくつか良い建材店があるので、本格的な設置を考えている方は一度足を運んでみるのもいいかもしれませんね。

メーカー直販での購入

TOSO、ニチベイ、タチカワなどのメーカーには、直販サイトがあるんです。最新の製品情報や詳しい仕様が確認できるのが魅力ですね。

メーカー直販では、カタログを取り寄せて詳しく検討できますし、オーダーメイドにも対応してくれることがあります。大量に購入する場合は、割引してもらえることもあるんですよ。

ただ、個人で少量購入する場合は、通販サイトで買った方が安いこともあります。また、納期が少し長めになることもあるので、急いでいる場合は注意が必要ですね。

必要な部品とアクセサリーの選び方

ピクチャーレール本体だけでは、実は絵を飾ることはできないんです。いくつかの部品が必要になるんですよね。ここでは、必要な部品について詳しく説明していきますね。

基本部品の種類と選び方

ピクチャーレール本体は、もちろん必要ですよね。取り付けたい壁の長さを測って、必要な本数を計算しましょう。継ぎ目を目立たなくするため、できるだけ長いレールを使うのがコツなんです。

エンドキャップは、レールの両端に取り付ける部品です。見た目を美しく仕上げるだけでなく、ワイヤーが抜けるのを防ぐ役割もあるんですよ。レール1本につき2個必要です。

ブラケットは、レールを壁や天井に固定するための金具なんです。これ、すごく重要なんですよね。取り付ける壁の材質によって、適切なブラケットを選ぶ必要があります。一般的に、1メートルにつき2から3個のブラケットが必要になります。

ジョイント金具は、レールを継ぎ足すときに使う部品です。長い壁面に設置する場合は、複数のレールを繋げることになるので、この部品も必要になりますね。

ワイヤーとフックの選び方

ワイヤーは、レールから絵を吊り下げるための細い線なんです。材質はステンレス製が一般的で、錆びにくくて丈夫なんですよ。長さは、天井高から飾りたい高さを考えて選びましょう。一般的な住宅では、1メートルから2メートル程度のワイヤーを使うことが多いですね。

ワイヤーの太さも重要なポイントなんです。細いワイヤー(直径0.5mm程度)は目立ちにくいですが、重いものには向きません。重量物を吊るす場合は、直径1mmから2mm程度の太めのワイヤーを選びましょう。

フックは、ワイヤーをレールに引っ掛けるための部品です。レールの形状に合ったフックを選ぶ必要があるんですよ。一般的な家庭用なら、スタンダードなフックで問題ありませんが、頻繁に位置を変える場合は、スムーズに動くタイプを選ぶと良いですね。

取り付け用具と工具

DIYで取り付ける場合は、取り付け用具も必要になります。そうなんです、意外とこれを忘れる方が多いんですよね。

ネジは、ブラケットを壁や天井に固定するために使います。壁の材質に合わせて選ぶことが重要なんです。石膏ボードの壁には専用のアンカーが必要ですし、コンクリートの壁にはコンクリート用のプラグとネジが必要になります。

水平器は、レールを水平に取り付けるための道具です。これがないと、せっかく取り付けたレールが斜めになってしまって、見た目が悪くなるだけでなく、絵も斜めになってしまうんですよね。

電動ドライバーがあると、作業がとても楽になります。手動のドライバーでも取り付けられますが、複数のブラケットを取り付ける場合は、電動の方が断然効率的ですよ。

メジャー鉛筆は、取り付け位置をマーキングするために必要です。正確な測定が、美しい仕上がりの秘訣なんです。

壁の材質別:取り付け時の注意点

ピクチャーレールを取り付けるときに、一番重要なのが壁の材質を見極めることなんです。これ、本当に大切なポイントなんですよね。

石膏ボード壁の場合

現代の住宅で最も多いのが、石膏ボードの壁なんです。仙台市内の新築マンションや戸建て住宅も、ほとんどが石膏ボードを使っているんですよ。

石膏ボードは、そのままネジを打っても強度が足りないんです。そのため、専用のアンカーボルトやトグラーボルトを使う必要があるんですね。私たちプロが使うのは、「ボードアンカー」という部品なんですが、これを使えば5kgから10kg程度の重さまで対応できます。

以前、お客様がご自分で普通のネジで取り付けようとして、レールが落ちてしまったという事例があったんです。幸いケガはありませんでしたが、壁に大きな穴が開いてしまって…。石膏ボードには必ず専用のアンカーを使ってくださいね。

コンクリート壁の場合

マンションなどでは、コンクリート壁に直接取り付けることもあります。コンクリートは石膏ボードよりも強度があるんですが、穴あけが大変なんですよね。

コンクリートには、振動ドリルを使って穴を開けて、プラスチックプラグを埋め込んでからネジを打ち込みます。これ、DIYだと結構難しいんですよ。振動ドリルがない場合は、プロに依頼した方が安全で確実だと思います。

木壁の場合

昔ながらの木造住宅や、和室の木壁に取り付ける場合もありますね。木壁は、下地がしっかりしていれば、比較的簡単に取り付けられるんです。

木ネジを直接打ち込めますが、下地の位置を確認することが大切なんですよ。下地探し器(スタッドファインダー)を使うと、柱や間柱の位置がわかります。下地のない場所に取り付けると、やはり強度不足になってしまうんですよね。

取り付け高さと配置の考え方

ピクチャーレールをどの高さに取り付けるか、これも意外と悩むポイントなんです。そうなんですよね、高さ一つで部屋の印象が大きく変わってくるんですよ。

一般的な取り付け高さ

標準的な天井高(2.4メートル程度)の部屋では、床から2.2メートルから2.3メートルの高さに取り付けるのが一般的です。天井と壁の境目から10センチから20センチ下がった位置ですね。

この高さなら、絵を飾ったときに目線の高さ(床から1.5メートル前後)に絵の中心が来るように調整しやすいんです。美術館でも、作品の中心を床から1.5メートル程度の高さに配置することが多いんですよ。これが一番見やすい高さなんですね。

天井高が高い部屋の場合

最近の新築マンションでは、天井高が2.7メートルや3メートルある部屋も増えてきましたよね。仙台市内の高層マンションでも、こういった部屋が人気なんです。

天井高が高い部屋では、レールの位置を少し下げても良いですし、天井近くに設置してロングワイヤーで吊るすのも素敵なんですよ。どちらを選ぶかは、飾りたいもののサイズや部屋の使い方によって決めると良いですね。

複数のレールを設置する場合

壁一面にギャラリーのように飾りたい場合は、複数段のレールを設置することもあります。その場合は、レール同士の間隔を60センチから80センチ程度空けると、バランスが良いんですよね。

実際に仙台市内のお客様宅で、リビングの大きな壁に3段のレールを設置したことがあるんです。上段には大きな絵画、中段には家族写真、下段には子どもの絵を飾って、とても個性的で素敵な空間になりました。

予算別おすすめプラン

さて、ここまで色々とお話ししてきましたが、やっぱり気になるのは予算のことですよね。目的と予算に応じたおすすめプランをご紹介しますね。

予算1万円以内のプラン

初めてピクチャーレールを使ってみたいという方や、限られたスペースに設置したい方向けのプランです。

2メートルのレールを1本設置する場合、レール本体が1,500円程度、ブラケット(4個)が800円程度、エンドキャップが300円程度、ワイヤーとフック(3セット)が1,500円程度で、合計4,100円程度です。取り付け用のネジやアンカーを含めても、5,000円以内で収まりますね。

これに工具代(電動ドライバーや水平器など)を足しても、1万円以内で十分可能なんです。工具は今後も使えるので、良い投資だと思いますよ。

予算3万円程度のプラン

リビングの壁一面など、本格的に設置したい方向けのプランです。

4メートルから6メートルのレールを設置する場合、レール本体が5,000円から8,000円程度、必要な部品が3,000円程度、ワイヤーとフック(10セット)が5,000円程度で、合計13,000円から16,000円程度です。

これに、少し良質なレール(耐荷重が高いタイプ)を選んだり、デザイン性の高いフックを選んだりすると、2万円から2万5千円程度になります。DIYで頑張れば、工具代を含めても3万円以内で収まるんじゃないでしょうか。

予算5万円以上のプラン

複数の部屋に設置したい方や、業務用の高品質なシステムを導入したい方向けのプランです。

10メートル以上のレールや、重量物対応の業務用レール、デザイン性の高い照明付きレールなどを選ぶと、材料費だけで3万円から4万円程度かかります。

さらに、プロに施工を依頼する場合は、工賃が1万5千円から3万円程度必要になります。でも、確実で美しい仕上がりが期待できるので、長期的に見れば価値のある投資だと思うんですよね。

私たち株式会社室内装飾おとこざわでも、ピクチャーレールの設置工事を承っています。仙台市内やその周辺地域なら、現場調査から施工まで責任を持って対応させていただきますよ。

季節や用途に応じた活用アイデア

ピクチャーレールは、絵を飾るだけじゃないんです。色々な使い方ができるんですよね。ここでは、私たちがお客様に提案している活用アイデアをいくつかご紹介しますね。

季節のディスプレイ

春には桜の写真や春らしい明るい絵、夏には涼しげな海の写真、秋には紅葉の絵、冬にはクリスマスの飾りやお正月の掛け軸など、季節ごとに飾るものを変えるのは楽しいものなんですよ。

仙台市内のお客様で、四季折々の仙台の風景写真を撮影されている方がいらっしゃって、その写真をピクチャーレールで飾り替えているんです。青葉城址の桜、七夕祭り、秋保大滝の紅葉、雪景色の広瀬通りなど、見るたびに「ああ、仙台っていいところだなあ」と思えるそうなんですよね。

子どもの成長記録

お子さんの写真や、幼稚園や小学校で描いた絵を飾るのにも最適なんです。成長に応じて飾るものを変えられるのが、ピクチャーレールの良いところですね。

実際に、リビングの一角を「子どもギャラリー」にされているご家庭を何軒も見てきました。お子さんも自分の作品が飾られることを喜んで、創作意欲が湧くそうなんですよ。

趣味のコレクション展示

旅行先で買った絵葉書、好きなアーティストのポスター、集めているポストカードなど、趣味のコレクションを飾るのにもぴったりなんです。

特に、旅行の思い出を写真にして飾ると、いつでも楽しかった思い出に浸れるんですよね。仙台市内から国内外のいろんな場所に旅行される方も多いですから、そういった思い出を形にするのは素敵だと思います。

ビジネス用途

オフィスや店舗でも、ピクチャーレールは活躍するんですよ。会社の理念や目標を掲示したり、商品のポスターを飾ったり、お客様の声を展示したりと、使い方は無限大なんです。

仙台市内のカフェで、地元アーティストの作品を定期的に入れ替えて展示販売しているお店があるんですが、ピクチャーレールのおかげで簡単に展示替えができて、とても好評なんですよね。

メンテナンスと長持ちさせるコツ

せっかく設置したピクチャーレールですから、長く使いたいですよね。そうなんです、ちょっとしたメンテナンスで、何年も快適に使えるんですよ。

定期的な清掃

ピクチャーレールは天井近くにあるので、意外とホコリが溜まりやすいんです。2か月から3か月に一度、柔らかい布で拭いてあげると良いですね。

特にレールの溝の部分は、ホコリが溜まるとフックの滑りが悪くなるんです。綿棒や細いブラシで溝を掃除すると、フックがスムーズに動くようになりますよ。

フックとワイヤーのチェック

半年に一度くらいは、フックとワイヤーの状態をチェックしましょう。ワイヤーにサビや傷がないか、フックがしっかりレールに引っかかっているか、確認することが大切なんです。

もし異常を見つけたら、早めに交換することをおすすめします。ワイヤーが切れて絵が落ちてしまったら、絵も床も傷ついてしまいますからね。

耐荷重の確認

絵を飾るときは、必ず耐荷重を確認してください。そうなんです、これ本当に重要なんですよ。レールやワイヤーには、それぞれ耐えられる重さの限界があるんです。

大きな絵を飾りたくなったときは、一度重さを測ってみてください。デジタルスケールがあれば正確に測れますね。もし耐荷重を超えそうなら、複数のワイヤーで分散して吊るすか、より強度の高いシステムに変更することを検討してください。

よくあるお問い合わせFAQ

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。最後に、お客様からよくいただく質問をまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。

Q1: 賃貸住宅でもピクチャーレールは取り付けられますか?

賃貸住宅の場合、壁に穴を開けることに制限があることが多いですよね。そうなんです、これは慎重に考える必要があるんですよ。

基本的には、退去時に原状回復が必要になります。ただし、小さな画鋲程度の穴なら問題ないとする物件も多いです。ピクチャーレールの場合、ブラケットを固定するためにネジ穴が必要なので、必ず大家さんや管理会社に事前確認してください。

もし許可が得られない場合は、突っ張り式のディスプレイシステムという選択肢もあります。床と天井で突っ張るタイプなら、壁に穴を開けずに使えるんですよ。

Q2: DIYで取り付けるのと、プロに頼むのとではどちらが良いですか?

これは、ご自身の工作スキルと取り付ける場所の条件によって変わってくるんです。

石膏ボードの壁で、2メートルから3メートル程度のレールを取り付けるなら、DIYでも十分可能だと思います。ただし、正確な水平を出すことと、適切なアンカーを使うことが重要ですね。

一方、コンクリート壁への取り付けや、10メートルを超える長いレール、重量物を吊るす場合などは、プロに依頼した方が安全で確実です。私たちのような専門業者なら、下地の状態を正確に判断して、最適な施工方法を提案できるんですよ。

Q3: ピクチャーレールの色はどう選べば良いですか?

レールの色選びは、部屋の雰囲気を大きく左右するポイントなんです。

一般的には、壁や天井の色に近い色を選ぶと目立ちにくくなります。白い壁ならホワイト、アイボリーの壁ならアイボリー、木目調の壁ならブラウン系という具合ですね。

あえてアクセントとして目立つ色を選ぶのも、デザイン的には面白いんですよ。ただし、そういった選び方は上級者向けかもしれませんね。最初は無難に壁色に合わせるのが安全だと思います。

Q4: 地震が多い地域なので、絵が落ちないか心配です。

仙台市も含め、東北地方は地震が多い地域ですから、その心配はとてもよくわかります。そうなんですよね、安全対策は本当に大切なんです。

地震対策としては、まずワイヤーをできるだけ短くすることをおすすめします。長いワイヤーだと揺れが大きくなるので、短めにすると安定性が増すんですよ。

また、フックに耐震ゴムを挟んだり、ワイヤーの下端に制振用のウェイトを付けたりする方法もあります。さらに心配な場合は、額縁の裏にも壁に軽く当てる程度のフェルトやゴムを付けておくと、振動を吸収してくれるんです。

Q5: ピクチャーレールの寿命はどのくらいですか?

適切に使用して定期的なメンテナンスを行えば、15年から20年は使えることが多いんです。そうなんです、意外と長持ちするんですよね。

ただし、ワイヤーやフックなどの消耗品は、5年から10年程度で交換することをおすすめします。特にワイヤーは、重いものを長期間吊るしていると、徐々に強度が低下するんですよ。

レール本体自体は、アルミやステンレス製なら錆びにくくて丈夫です。仙台市のような湿度が高い地域でも、室内であれば問題なく使えますね。

Q6: 取り付け後に位置を変えたくなったらどうすればいいですか?

これは、正直なところ簡単ではないんです。レールを取り付けた穴は残ってしまいますからね。

もし数センチ程度の移動なら、新しい位置に取り付け直して、古い穴はパテで埋めて塗装すれば目立たなくできます。ただし、大幅に位置を変える場合は、壁の修復工事が必要になることもあるんですよ。

だからこそ、最初の位置決めがとても重要なんです。取り付ける前に、マスキングテープなどで仮の位置を示して、実際に絵を飾った様子をイメージしてみることをおすすめします。

終わりに

いかがでしたか?ピクチャーレールの選び方から購入方法、取り付けのポイントまで、できるだけわかりやすくお伝えしたつもりですが、疑問点や不安な点はまだあるんじゃないでしょうか。

私たち株式会社室内装飾おとこざわは、仙台市を中心に宮城県内で長年内装工事に携わってきました。ピクチャーレールの設置も数多く手がけてきましたので、どんな小さなことでもお気軽にご相談くださいね。

現場調査は無料で行っていますし、お客様の予算や希望に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。DIYで挑戦される方へのアドバイスも喜んでさせていただきますよ。

素敵な空間づくりのお手伝いができれば、私たちも嬉しいです。皆さんのお部屋が、お気に入りの絵や写真で彩られた、心地よい空間になりますように。

株式会社 室内装飾おとこざわ
〒986-0321 宮城県石巻市桃生町新田字東町32番地
TEL 0225-76-1221
URL:https://otokozawa.com/

ご相談、お待ちしていますね!

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