こんにちは!株式会社 室内装飾おとこざわのスタッフです。日々、仙台市をはじめとした宮城県内で壁紙や内装工事のご依頼をいただいていますが、「初めて内装業者に依頼するんですけど、どんな流れなんですか?」というご相談をよくいただくんですよね。
そうなんです、初めて壁紙の張り替えやリフォームを検討される方にとって、業者への依頼手順って意外とわかりにくいものだと思うんです。私自身、この業界に入った当初は「お客様がどんな不安を抱えているのか」がピンと来なかったのですが、長年お客様と接する中で、皆さんが知りたいポイントが見えてきました。
今回は、壁紙内装業者への依頼から施工完了までの一連の流れを、実際の現場で培った経験を交えながら、できるだけわかりやすくお伝えしていきますね。
依頼前に知っておきたい基本知識
まず最初に、内装工事の依頼をする前に知っておいていただきたいことがあるんです。壁紙の張り替えって、実は「ただ貼るだけ」の作業じゃないんですよね。下地の状態チェックから、既存壁紙の剥がし方、糊の選定、そして仕上がりの美しさまで、職人の技術と経験が大きく影響する工事なんです。
以前、お客様から「DIYで失敗しちゃって…」というご相談を受けたことがあります。見に行ってみると、壁紙が波打っていたり、継ぎ目が目立っていたり。そうなんです、壁紙工事って想像以上に繊細な作業なんですよね。
壁紙工事の種類
内装業者が扱う壁紙工事には、大きく分けて以下のようなタイプがあります。
部分的な張り替えは、傷んだ箇所や汚れが目立つ部分だけを張り替える方法ですね。コストを抑えたい方に人気なんですが、既存の壁紙との色合わせが難しい場合もあるんです。
全面張り替えは、お部屋全体の壁紙を新しくする方法で、統一感のある仕上がりが魅力です。リフォームのタイミングや、お引越し前後に選ばれる方が多いですよね。
機能性壁紙への変更は、消臭機能や調湿機能、防カビ機能など、特別な機能を持った壁紙に張り替える工事です。最近は仙台市内でもペットを飼われているご家庭からのご相談が増えているんですよ。
ステップ1:問い合わせ・相談
さて、ここから具体的な依頼の流れをご説明していきますね。まず最初のステップは、内装業者への問い合わせです。
問い合わせ方法
電話、メール、Webフォームなど、最近はさまざまな問い合わせ方法がありますよね。私たちの経験では、電話でのお問い合わせが一番スムーズだと思うんです。というのも、お客様のご要望を直接お聞きしながら、その場で大まかなアドバイスができるからなんですよね。
ただ、「何を聞けばいいかわからない」という方は、メールやWebフォームで一度ご連絡いただくのもいいと思います。落ち着いて必要な情報を整理できますからね。
初回相談で伝えるべきこと
問い合わせの際に、以下の情報をお伝えいただけると、その後の対応がとてもスムーズになります。
施工場所の詳細について、何部屋の壁紙を張り替えたいのか、面積はどのくらいか、マンションか一戸建てかなどをお伝えください。仙台市内でも、古いアパートと新築マンションでは下地の状態が全然違うので、この情報は重要なんです。
現在の状態も教えていただけると助かります。壁紙が剥がれているのか、カビが生えているのか、ただ古くなっただけなのか。状態によって作業内容が変わってくるんですよね。
ご予算と希望時期も大切です。「このくらいの予算で考えているんですが」「来月中には終わらせたい」など、率直にお伝えいただければ、それに合わせたご提案ができますよ。
デザインのイメージがある方は、ぜひお聞かせください。「明るい感じにしたい」「落ち着いた雰囲気がいい」「アクセントウォールを作りたい」など、大まかなイメージで大丈夫です。
ステップ2:現地調査・下見
問い合わせの後は、実際に現地を見せていただく段階です。これ、本当に大事なステップなんですよ。
現地調査の重要性
正直なところ、電話やメールだけで正確な見積もりを出すのは難しいんです。なぜかというと、壁の状態、下地の種類、天井の高さ、作業のしやすさなど、実際に見ないとわからないことが山ほどあるからなんですよね。
以前、「見積もりだけ欲しい」というお客様がいらっしゃったんですが、実際に現地を見せていただいたら、想定していたよりも下地補修が必要な箇所が多くて。結局、最初の電話でお伝えした金額から変更になってしまい、お客様にご迷惑をおかけしたことがあったんです。
下見当日の流れ
現地調査の日は、だいたい30分から1時間程度お時間をいただきます。私たちがチェックするポイントは:
壁の状態確認では、下地の種類(石膏ボード、合板、コンクリートなど)、既存壁紙の状態、ひび割れや穴の有無、湿気やカビの痕跡などを見ていきます。
採寸も大切な作業です。正確な面積を測ることで、必要な壁紙の量を計算できるんですよね。天井の高さや窓の位置なども細かく測定します。
周辺環境の確認も忘れません。搬入経路は確保できるか、作業スペースはあるか、近隣への配慮が必要かなども確認するんです。仙台市内の住宅密集地では、この確認が特に重要になってきます。
お客様のご要望のヒアリングでは、サンプルカタログをお持ちして、実際に壁紙のデザインを選んでいただきます。この時間が一番楽しいって言ってくださる方が多いんですよ(^^)
ステップ3:見積もり提示
現地調査が終わったら、数日以内に正式な見積もりを提示させていただきます。
見積もりの内訳を理解する
見積書を受け取ったら、まず内訳をしっかり確認してくださいね。一般的な壁紙工事の見積もりには、以下のような項目が含まれています。
項目 | 内容 | 相場(目安) |
---|---|---|
既存壁紙撤去費 | 古い壁紙を剥がす作業 | ㎡あたり200〜400円 |
下地処理費 | パテ埋めなどの補修 | ㎡あたり300〜800円 |
壁紙材料費 | 壁紙本体の費用 | ㎡あたり800〜3,000円 |
施工費 | 壁紙を貼る作業 | ㎡あたり1,000〜1,500円 |
諸経費 | 養生、ゴミ処分など | 工事費の5〜10% |
そうなんです、意外と細かい項目に分かれているでしょう?これらを合わせて、例えば6畳の部屋だと、スタンダードな壁紙で5万円から8万円くらいが相場になることが多いですね。
見積もりで確認すべきポイント
見積書を見る時に、特に注意していただきたいポイントがあるんです。
曖昧な表現がないかを確認してください。「一式」という表記が多すぎる見積もりは要注意です。何の作業にどれだけの費用がかかるのか、明確に記載されているかチェックしましょう。
追加費用の可能性についても確認が必要です。「下地の状態によっては追加費用が発生する可能性があります」といった記載がある場合、どんな状況で追加費用が発生するのか、事前に確認しておくと安心ですよ。
工期と保証内容も大事です。いつから始まっていつ終わるのか、施工後の保証はあるのか。これらも見積書に記載されているはずなんですよね。
私の経験では、安すぎる見積もりも高すぎる見積もりも、理由があるものです。複数の業者から見積もりを取って比較する「相見積もり」は、適正価格を知るための良い方法だと思います。
ステップ4:契約・打ち合わせ
見積もり内容に納得していただけたら、いよいよ契約です。
契約前の最終確認
契約書にサインする前に、もう一度確認していただきたいことがあります。
施工内容の詳細について、どの部屋のどの壁を、どんな壁紙で張り替えるのか、文書で残っていますか?口頭での約束だけだと、後々トラブルになることがあるんです。
支払い条件も重要ですよね。前金が必要か、完了後の一括払いか、分割は可能か。私たちは基本的に完了後の一括払いをお願いしていますが、大規模工事の場合は着手金をいただくこともあります。
キャンセル規定も確認しておいてください。万が一、工事前にキャンセルする必要が出た場合、どんな対応になるのか。これも契約書に明記されているはずです。
壁紙選びの最終決定
契約段階で、壁紙のデザインを最終決定していただきます。この時のアドバイスなんですが、サンプルだけで決めるのは少し危険なんですよね。
というのも、小さなサンプルで見る色と、実際に壁一面に貼った時の印象って、結構違うことがあるんです。可能であれば、大きめのサンプルで確認していただくことをおすすめします。
また、照明の当たり方でも印象が変わるので、実際のお部屋の照明の下でサンプルを見ていただくのが理想的ですね。仙台市内のお宅だと、南向きと北向きで光の入り方が全然違いますから、そういった環境も考慮して選んでいただきたいんです。
ステップ5:施工準備
施工日が決まったら、お客様にも準備をお願いすることがあります。
お客様にお願いする準備
家具の移動については、基本的に私たちでも対応できますが、大切なものや壊れやすいものは事前に移動していただけると助かります。特に、思い出の品や高価な家具などは、お客様ご自身で安全な場所に移していただいた方が安心ですよね。
貴重品の保管も忘れずにお願いします。作業中は職人が出入りしますので、貴重品や個人情報が記載された書類などは、別の部屋に移動しておいてください。
ペットやお子様の対応も重要です。施工中は接着剤の臭いがしたり、作業音が出たりしますので、可能であれば別の部屋で過ごしていただくか、外出していただくことをおすすめしています。
業者側の準備
私たち業者側も、施工日に向けて準備を進めます。選んでいただいた壁紙の発注、必要な道具や材料の準備、職人のスケジュール調整などですね。
そうなんです、実は壁紙って受注生産のものもあるので、デザインによっては発注から届くまで1〜2週間かかることもあるんですよ。だから、余裕を持ったスケジュールが大切なんですよね。
ステップ6:施工当日
いよいよ施工当日です。一般的な流れをご説明しますね。
朝の段取り
施工当日の朝、約束の時間に職人が到着します。まず最初に、改めて施工箇所の確認と、作業の流れをご説明させていただきます。
養生作業から始まります。床や家具、窓枠などを保護するために、ビニールシートやマスキングテープで覆っていくんです。この作業、地味に見えますが実はとても重要で、仕上がりの美しさを左右するんですよね。
既存壁紙の撤去
次に、古い壁紙を剥がしていきます。壁紙の種類や貼られている年数によって、剥がしやすさが全然違うんですよ。
最近の壁紙は剥がしやすいように作られていることが多いんですが、20年以上前の壁紙だと、糊が硬化していて剥がすのに時間がかかることもあります。仙台市内の古い住宅では、こういったケースによく遭遇しますね。
下地処理
壁紙を剥がした後の壁面をチェックして、必要に応じて下地処理を行います。ひび割れがあればパテで埋めますし、凹凸があれば平滑にしていきます。
この工程、実は壁紙の仕上がりに大きく影響するんです。下地がでこぼこだと、新しい壁紙を貼ってもその凹凸が目立ってしまうんですよね。だから、私たちは下地処理を特に丁寧に行うように心がけているんです。
壁紙の施工
いよいよ、新しい壁紙を貼っていきます。壁紙に糊を付けて、丁寧に貼り付けていく作業です。
継ぎ目の処理が職人の腕の見せ所なんですよ。継ぎ目が目立たないように、柄を合わせながら慎重に貼っていきます。特に柄物の壁紙は、この作業が難しいんですよね。
エアー抜きも重要な作業です。壁紙と壁の間に空気が入ると、後々剥がれの原因になってしまいますから、専用のローラーで丁寧に空気を抜いていきます。
仕上げと清掃
壁紙を貼り終えたら、はみ出た糊を拭き取ったり、コンセントプレートを取り付けたりと、細かい仕上げ作業に入ります。
最後は徹底的に清掃です。養生を外して、床に落ちたゴミを掃除して、元の状態に戻します。「来た時よりも綺麗に」が私たちのモットーなんですよ(^^)
ステップ7:完了確認・引き渡し
施工が完了したら、お客様と一緒に仕上がりを確認させていただきます。
チェックポイント
全体的な仕上がりをまず確認してください。イメージ通りの色や雰囲気になっているか、お部屋全体を見渡してみてくださいね。
継ぎ目や隅の処理も重要なチェックポイントです。継ぎ目が目立っていないか、隅がきちんと貼られているか、近くで見て確認していただきます。
気になる箇所があれば遠慮なくお伝えください。その場で対応できることは、すぐに直させていただきますから。「こんなこと言っても…」なんて遠慮は不要ですよ。
お支払いと保証
仕上がりに問題がなければ、お支払いをお願いします。領収書と一緒に、保証書もお渡ししますので、大切に保管してくださいね。
私たちは施工後1年間の保証をお付けしています。万が一、施工不良による剥がれなどが発生した場合は、無償で対応させていただきますので、安心してください。
失敗しない内装業者の選び方
ここまで依頼の流れをご説明してきましたが、そもそも「どの業者に依頼すればいいの?」って悩みますよね。長年この業界にいる立場から、業者選びのポイントをお伝えします。
実績と評判を確認
仙台市内にも内装業者はたくさんありますが、実績のある業者を選ぶのが基本です。ホームページで施工事例を確認したり、口コミサイトでの評価をチェックしたりするのもいいですね。
ただし、口コミは参考程度にしてください。中には、業者側が自作自演で書いているケースもありますから(残念ながらこういう業者も存在するんです)。
有資格者がいるか
内装工事には「内装仕上げ施工技能士」という国家資格があります。この資格を持った職人がいる業者は、一定レベルの技術力があると判断できます。
私自身も1級内装仕上げ施工技能士の資格を持っているんですが、この資格を取るには実務経験と試験合格が必要なので、技術力の証明になるんですよね。
見積もりの明瞭さ
先ほども触れましたが、見積もりが明瞭な業者を選んでください。「一式」という表記ばかりの見積もりは、後から追加費用を請求される可能性があります。
何にいくらかかるのか、きちんと説明してくれる業者が信頼できると思います。
対応の丁寧さ
問い合わせの段階から、対応が丁寧かどうかもチェックポイントです。質問にきちんと答えてくれるか、不安を解消してくれるか。こういった対応の姿勢が、施工の丁寧さにもつながっているんですよね。
よくある失敗例と対策
最後に、壁紙工事でよくある失敗例と、その対策をご紹介します。これ、本当に知っておいていただきたいんです。
失敗例1:イメージと違う仕上がり
サンプルで見た色と、実際に貼った時の印象が違うという失敗です。これ、意外と多いんですよ。
対策としては、大きめのサンプルで確認することと、実際のお部屋の照明の下で見ること。そして、不安があれば業者に相談して、似たような施工事例を見せてもらうことをおすすめします。
失敗例2:施工不良
継ぎ目が目立つ、すぐに剥がれてくる、空気が入っているなどの施工不良です。
対策は、実績のある業者を選ぶこと、そして施工中も時々確認させてもらうこと。完了時の確認も、遠慮せずにしっかり行ってくださいね。
失敗例3:追加費用が発生
見積もりにない追加費用を請求されるトラブルです。
対策としては、見積もり段階で「追加費用が発生する可能性はありますか?」と確認すること。そして、追加作業が必要になった場合は、事前に説明と見積もりをもらうことを契約書に盛り込んでおくことです。
失敗例4:工期の遅れ
約束の日に終わらず、生活に支障が出るケースです。
対策は、契約時に工期を明確にすること、遅れた場合の対応を確認しておくこと。そして、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
仙台市で壁紙工事を依頼する際の地域特性
仙台市での壁紙工事には、この地域ならではの注意点があるんですよね。
湿気対策の重要性
仙台市は比較的湿度が高い地域です。特に海に近い地域では、湿気対策が重要になってきます。調湿機能や防カビ機能のある壁紙を選ぶのもひとつの方法ですね。
冬場の施工について
仙台の冬は寒いですよね。実は壁紙工事は、室温が低すぎると糊の乾きが悪くなったり、壁紙が縮んだりすることがあるんです。冬場の施工では、暖房を入れながら作業することもあります。
地域の建築様式
仙台市内には、古い日本家屋も多く残っています。こういった建物の壁紙工事は、現代の住宅とは違った配慮が必要になることがあるんですよ。
まとめ
いかがでしたか?壁紙内装業者への依頼手順について、できるだけ詳しくご説明させていただきました。
私たち株式会社 室内装飾おとこざわは、宮城県石巻市を拠点に、仙台市をはじめとした県内各地で内装工事を承っています。創業以来、「お客様の笑顔が私たちの喜び」をモットーに、丁寧な施工を心がけているんですよね。
壁紙の張り替えでお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。現地調査やお見積もりは無料で対応させていただきます。お客様一人ひとりのご要望に寄り添った、最適なご提案をさせていただきますね(^^)
よくあるお問い合わせFAQ
Q1:見積もりは無料ですか?
はい、現地調査からお見積もりまで、すべて無料で対応させていただいています。お見積もり後、他社と比較検討していただいても全く問題ありませんので、お気軽にご依頼ください。
Q2:工事期間はどのくらいかかりますか?
6畳のお部屋1室でしたら、通常1日で完了します。ただし、下地の状態や施工範囲によって変わってきますので、現地調査の際に詳しくお伝えしますね。
Q3:家具は全部移動しないといけませんか?
基本的に、私たちで家具の移動も対応させていただきます。ただし、貴重品や壊れやすいものは、事前にお客様ご自身で移動していただけると安心です。
Q4:賃貸住宅でも壁紙の張り替えはできますか?
賃貸の場合は、まず管理会社や大家さんの許可が必要です。原状回復が条件になっている場合が多いので、退去時のことも考えて相談されることをおすすめします。
Q5:臭いはどのくらい残りますか?
最近の壁紙用接着剤は、ホルムアルデヒドなどの有害物質がほとんど含まれていない製品を使用していますので、臭いも少ないんです。施工後、しっかり換気していただければ、数時間から1日程度で気にならなくなりますよ。
Q6:保証はついていますか?
はい、施工後1年間の保証をお付けしています。施工不良による剥がれや不具合が発生した場合は、無償で対応させていただきますので、ご安心ください。
Q7:カビが生えた壁でも大丈夫ですか?
カビの状態によりますが、まずはカビの除去と原因の特定が必要です。単に壁紙を張り替えるだけでなく、再発防止のための対策もご提案させていただきますので、まずは現地を見させてください。
Q8:部分的な張り替えはできますか?
はい、可能です。ただし、既存の壁紙との色合わせが難しい場合があります。現地調査の際に、実際の状態を見させていただいて、最適な方法をご提案しますね。
株式会社 室内装飾おとこざわ
〒986-0321 宮城県石巻市桃生町新田字東町32番地
TEL 0225-76-1221
営業時間:平日 9:00〜18:00
仙台市内への出張も承っております。壁紙や内装のことなら、どんな小さなことでも結構ですので、お気軽にご相談くださいね!