壁の穴補修はDIYか業者か?費用と仕上がり徹底比較

壁の穴補修費用

こんにちは、株式会社室内装飾おとこざわです。弊社ではリフォームや内装工事を専門に行っておりますが、お客様からよくご質問いただくのが「壁に穴が開いてしまった場合、自分で直せるのか、それとも業者に依頼すべきか」というものです。

「子どもが遊んでいて壁に穴を開けてしまった」「家具を移動させようとして壁にぶつけてしまった」といった経験は珍しくありません。壁に穴が開いてしまうと見た目が悪いだけでなく、そのまま放置しておくと穴が拡大するリスクもあります。そこで今回は、壁の穴補修をDIYで行うべきか、それとも専門業者に依頼すべきかを費用面と仕上がりの観点から徹底比較してみたいと思います。

リフォーム工事・内装工事会社の「室内装飾おとこざわ」では、住宅・マンション・店舗、商業施設や公共施設の内装工事およびリフォーム工事を承ります。[壁の穴の補修工事・壁紙クロス張替え]のお見積り・ご相談は、お気軽にお問い合わせください。

目次

壁の穴が発生する主な原因と種類

壁に穴が開いてしまう原因は様々です。物がぶつかったり、猫が爪とぎをしたり、子どもが遊んでいて穴を開けてしまったりと日常生活の中で起きることがほとんどです。

一般的な住宅の壁は「プラスターボード」と呼ばれる石膏でできた不燃の板の上に壁紙を貼って仕上げられています。この壁に穴が開いた場合、その大きさによって対処法が変わってきます。

穴の大きさによる分類

  • 直径1cm以内の小さな穴(釘やネジの跡など)
  • 直径5cm程度の中程度の穴
  • 直径10cm以上の大きな穴
  • 亀裂や細長い切れ込み

DIYでの壁穴補修について

DIYで対応できる穴のサイズと条件

小さな壁の穴や壁紙のキズなら、DIYで補修することが可能です。特に直径が5cm程度までの小~中程度の穴であれば、専門的な技術がなくても補修キットを使って対応できるケースが多いです。

DIY補修に必要な道具と材料

壁穴をDIYで補修する場合、以下のような道具や材料が必要になります。

  • パテ(壁穴用補修材)
  • パテベラ
  • サンドペーパー
  • 補修用のメッシュテープ(大きめの穴の場合)
  • 壁紙補修キット(壁紙の修復用)
  • カッター
  • 下地補強材(大きめの穴の場合)

DIYのメリット・デメリット

メリット

  • 費用を抑えられる(材料費のみで済む)
  • 自分の都合のいいタイミングで作業できる
  • 達成感が得られる

デメリット

  • 仕上がりが素人っぽくなる可能性がある
  • 完全に元通りにするのは難しい場合がある
  • 道具や材料を新たに購入する必要がある

DIYの費用相場

DIYで壁穴を補修する場合、石膏ボードの補修なら材料費だけで7,000~9,000円程度、クロスの補修なら5,000~7,000円程度で対応可能です。ただし、これは初めて補修する場合の道具代も含めた金額で、2回目以降はもう少し安く済みます。

業者依頼での壁穴補修について

業者に依頼すべき穴のサイズと条件

DIYでは難しいやや大きめ・やや深めの壁穴、壁紙の補修は専門業者に依頼するのがおすすめです。特に直径20cm以上の大きな穴や、複数箇所の補修が必要な場合は、専門的な技術が求められます。

業者依頼のメリット・デメリット

メリット

  • プロの技術で美しく仕上がる
  • 短時間で作業が完了する(通常30分程度)
  • 道具や材料を用意する必要がない
  • 複数箇所の補修もまとめて対応可能

デメリット

  • DIYと比較すると費用が高くなる
  • 業者の予約状況によっては希望日に施工できないことがある

業者の作業内容と工程

専門業者による壁穴補修の一般的な作業工程は以下の通りです。

  1. 壁の状態確認と下地チェック
  2. 穴周りの清掃と下地処理
  3. 下地材の補強(必要に応じて)
  4. パテによる穴埋め
  5. 乾燥後のサンディング(表面を平滑に)
  6. 壁紙の補修または張り替え
  7. 仕上げ確認

業者依頼の費用相場

業者に壁穴補修を依頼した場合の費用相場は以下の通りです。

  • 直径20cm以内の壁の穴やへこみの補修:1箇所あたり10,000円前後~20,000円前後
  • 直径1cm以内の小さな穴:20,000円~40,000円
  • 直径5cm程度の穴:20,000円~50,000円
  • 直径10cm程度の穴:20,000円~50,000円
  • 壁穴修理(大):30,000円~50,000円
  • 壁穴修理+壁紙張り替え(6平米未満):40,000円~70,000円

1箇所目を依頼すると、2箇所目以降は1箇所増えるごとにプラス3,000円前後で対応可能な場合が多いです。

DIYと業者依頼の徹底比較

費用面での比較

項目DIY業者
石膏ボードの補修材料費のみで7,000~9,000円程度15,000円~30,000円程度
クロスの補修材料費のみで5,000~7,000円程度1箇所あたり20,000円~30,000円程度
複数箇所の補修材料費のみ(追加分少額)1箇所目の費用+追加箇所ごとに3,000円~10,000円程度

DIYは材料費のみで済むため、明らかにコスト面ではお得です。しかし、道具の購入や失敗のリスクも考慮する必要があります。

仕上がりの質の比較

プロの技術を持つ業者に依頼した場合、仕上がりの美しさは段違いです。特に壁紙の模様合わせや色合わせは素人では難しい技術が必要とされる場合があります。DIYでも頑張れば見栄えの良い仕上がりにすることは可能ですが、細かい部分まで美しく仕上げるのは難しいでしょう。

所要時間の比較

業者による補修なら通常30分程度で完了します。一方、DIYの場合は初めての方だと材料の準備から作業、乾燥時間なども含めると半日~1日程度かかることもあります。また、パテの乾燥時間を考慮すると、作業が複数日に分かれることもあります。

難易度の比較

DIYで壁穴補修をする場合、小さな穴であれば難易度は低いですが、大きな穴になるほど技術が必要になります。「自分はあまり器用じゃない」「失敗して余計に目立ってしまったらどうしよう」と不安を感じる方は、業者に依頼するのが安心です。

各状況別おすすめの選択肢

賃貸物件での対処法

賃貸物件の場合、壁に穴を開けてしまうと退去時に原状回復費用が請求される可能性があります。小さな穴であればDIYで補修して目立たなくすることも可能ですが、賃貸物件での修理は事前に大家さんに相談する必要があります。壁紙のクオリティによっては、プロに依頼した方が安全な場合もあります。

小さな穴の場合

釘穴程度の小さな穴であれば、市販の補修キットを使ったDIYで十分対応可能です。コスト面でも手間の面でもDIYが優位といえるでしょう。

大きな穴の場合

直径10cm以上の大きな穴や、壁の構造に影響を与えるような深い穴の場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。プロの技術で下地から適切に補修することで、耐久性の高い美しい仕上がりが期待できます。

複数箇所ある場合

複数箇所に穴がある場合は、業者に依頼すると効率的です。業者なら1箇所目を依頼した後、追加箇所はプラス3,000円前後~で対応可能な場合が多いため、複数箇所あるとコスト効率が良くなります。

弊社での施工事例紹介

弊社「株式会社室内装飾おとこざわ」では、これまで多くの壁穴補修や内装リフォームを手がけてきました。以下に実際の施工事例をご紹介します。

クロス施工例

石巻市K様邸では、洗面室の壁がカビでひどく傷んでおり、天井はボードが湿気でブヨブヨになっている状態でした。ボードを張り替え、新しい壁紙を施工することできれいに仕上がりました。

トイレリフォーム施工例

登米市T様邸では、トイレのリフォームに合わせて壁紙張替と床クッションフロアの張替も行いました。壁紙や床材の選定から施工まで一貫して対応し、お客様にご満足いただけました。

まとめ:壁穴補修はDIYか業者か?

壁穴補修をDIYで行うか業者に依頼するかは、穴の大きさや数、ご自身のDIYスキル、予算、時間的制約などによって判断すべきでしょう。

DIYがおすすめな場合

  • 小さな穴(直径5cm以下)の補修
  • 予算を抑えたい場合
  • DIYに興味があり、挑戦してみたい場合

業者依頼がおすすめな場合

  • 大きな穴(直径10cm以上)の補修
  • 複数箇所の補修が必要な場合
  • 美しい仕上がりを重視する場合
  • 時間をかけたくない場合
  • 賃貸物件で確実な補修が必要な場合

私たち「株式会社室内装飾おとこざわ」では、壁穴補修から内装リフォーム全般まで幅広く対応しております。小さな穴の補修から大規模なリフォームまで、お客様のニーズに合わせた最適なご提案をさせていただきます。

壁の穴補修でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。プロの技術と経験で、美しく丁寧な仕上がりをお約束いたします。

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