ピクチャーレール取り付けはDIYと業者どちらがいいの?

ピクチャーレール取り付けはDIYと業者どちらがいいの?

こんにちは。株式会社 室内装飾おとこざわのスタッフです。仙台市をはじめ宮城県内で、長年リフォーム工事や内装工事を手がけてきた経験から、今日はピクチャーレールの取り付けについてお話しさせていただきますね。

「壁に穴を開けずに絵や写真を飾りたい」「季節ごとにディスプレイを変えたい」そんな思いから、ピクチャーレールの設置を検討される方が最近本当に増えているんです。そうなんです、ギャラリーのようなおしゃれな空間を自宅で実現できるのが、ピクチャーレールの魅力なんですよね。

でも、いざ取り付けようと思うと「自分でできるかな?」「業者に頼んだ方がいいのかな?」と悩まれる方も多いんです。この記事では、現場を数多く経験してきた私たちの視点から、DIYと業者依頼のメリット・デメリットを詳しくご紹介していきますね。

目次

DIYでピクチャーレールを取り付けるメリットとデメリット

まずは、ご自身で取り付ける場合について見ていきましょう。

DIYのメリット:コストを抑えられる魅力

DIYの最大の魅力は、やはりコスト面だと思うんです。業者に依頼すると工賃がかかりますが、ご自身で取り付ければ材料費だけで済みますからね。ホームセンターで売られているピクチャーレールのキットは、2,000円から10,000円程度で購入できることが多いんです。

それに、作業時間も自分の都合に合わせられるのが便利ですよね。休日にゆっくり作業したり、少しずつ進めたりと、自分のペースで進められます。「自分で取り付けた」という達成感も、DIYならではの喜びだと思うんです。

特に、賃貸物件にお住まいの方で、石膏ボード用の簡易的なピクチャーレールを設置する場合は、比較的チャレンジしやすいかもしれませんね。

DIYのデメリット:実は隠れたリスクがあるんです

ところが、現場を見てきた立場から言わせていただくと、DIYには意外な落とし穴があるんですよね。

まず一番気をつけていただきたいのが、下地の確認なんです。壁の中には間柱(まばしら)という柱が入っていて、ここにしっかり固定しないと、重い絵画を掛けたときに落下する危険があります。そうなんです、見た目は同じ壁でも、場所によって強度が全然違うんですよね。

実際に私たちがご相談を受けたケースで、DIYで取り付けたピクチャーレールが落下して、大切な絵画が破損してしまったという事例もありました。お客様は本当にショックを受けられていて、「最初からプロに頼めばよかった」とおっしゃっていたんです。

それから、水平の確保も難しいポイントなんです。レールが傾いていると、見た目が美しくないだけでなく、フックが片側に寄ってしまって使いにくくなるんですよね。私たちはレーザー水平器を使って正確に施工しますが、一般の方が目視や簡易的な水平器だけで取り付けると、どうしても微妙なズレが生じやすいんです。

DIYに向いているケースとは?

ただし、すべてのケースでDIYが難しいわけではありません。こんな場合でしたら、ご自身での取り付けも十分可能だと思うんです。

石膏ボード壁に短いレール(1メートル以下)を設置する場合や、軽量の写真フレームやポストカードを飾る程度でしたら、比較的安全に作業できますね。また、賃貸物件で原状回復が必要な場合に、専用の跡が残りにくいタイプを使用するケースも、DIY向きだと思います。

工具の扱いに慣れていて、過去にDIYの経験が豊富な方でしたら、チャレンジしてみる価値はあるかもしれません。

業者に依頼するメリットとデメリット

次に、私たち専門業者に依頼する場合について、正直にお話しさせていただきますね。

業者依頼のメリット:安心と確実性を手に入れる

やはり一番のメリットは、安全で確実な施工ができることだと思うんです。私たちは下地探知機を使って、壁の内部構造を正確に把握してから施工しますからね。間柱の位置を確実に見つけて、適切な長さのビスで固定するんです。

それに、施工後の保証がついているのも大きな安心材料ですよね。万が一何かトラブルがあった場合も、責任を持って対応させていただきます。これは個人的な体験なんですが、以前「他社で取り付けたレールが落下した」というご相談を受けたことがあって、その時は無償で点検・修理をさせていただいたんです。お客様の安全が何より大切ですからね。

仕上がりの美しさも、やっぱり違うと思うんです。壁とレールの隙間を最小限に抑え、ビス穴も目立たないように処理します。建築士の資格を持つスタッフもいますので、お部屋全体のバランスを考えた設置場所のご提案もできるんですよね。

時間の節約も見逃せないポイントです。DIYだと調べる時間、買い物の時間、失敗した場合のやり直しなど、思った以上に時間がかかるものなんです。業者に依頼すれば、通常1〜2時間程度で作業が完了しますからね。

業者依頼のデメリット:コストと日程調整

正直に申し上げると、やはり費用がかかることがデメリットですよね。仙台市内での一般的な相場としては、レールの長さや設置本数にもよりますが、材料費込みで15,000円から30,000円程度が目安になります。

それから、業者の予定に合わせる必要があるため、すぐに施工できないこともあるんです。特に繁忙期ですと、1〜2週間お待ちいただく場合もあります。ただ、私たちはお客様のご都合に可能な限り合わせるよう努力していますので、まずはご相談いただければと思います。

業者依頼が特におすすめのケース

こんな場合は、ぜひ専門業者への依頼をご検討いただきたいんです。

長いレール(2メートル以上)を設置する場合は、重量物の荷重がかかるため、確実な下地への固定が必須なんですよね。それから、重い絵画や鏡を掛ける予定がある場合も、安全のために業者施工をおすすめします。

コンクリート壁や特殊な壁材への設置も、専門的な知識と工具が必要になります。私たちは壁の材質に応じて、最適なアンカーやビスを選定できますからね。

また、新築やリフォームと同時に施工する場合は、他の工事との調整もありますので、業者に一括して依頼される方がスムーズだと思うんです。

ピクチャーレール取り付けの費用比較

実際にどれくらいの費用がかかるのか、具体的な数字で見ていきましょう。

DIYの場合の費用内訳

ホームセンターで購入できるピクチャーレールキット(2メートル用)は、3,000円から8,000円程度です。これに加えて、必要な工具を揃える必要があります。

電動ドリルやドライバーをお持ちでない場合は、5,000円から15,000円程度の追加投資が必要になりますね。下地探知機も2,000円から5,000円程度かかります。水平器、メジャー、鉛筆などの小物も合わせると、初期投資として15,000円から30,000円程度は見ておいた方がいいと思うんです。

ただし、工具は一度購入すれば他のDIYにも使えますから、今後も活用される予定があれば、投資する価値はあるかもしれませんね。

業者依頼の場合の費用相場

仙台市内での私たちの施工例をもとに、標準的な費用をご紹介しますね。

施工内容材料費工賃合計
石膏ボード壁・2メートル1本6,000円12,000円18,000円
石膏ボード壁・3メートル2本14,000円18,000円32,000円
コンクリート壁・2メートル1本8,000円15,000円23,000円
特殊壁材・カスタム設置見積もり見積もり応相談

これに加えて、出張費が別途かかる場合もあります。仙台市内であれば、私たちは出張費をいただいていないんですが、業者によって対応が異なるので確認が必要ですね。

トータルコストで考える重要性

そうなんです、単純な費用比較だけでなく、失敗のリスクも含めて考えることが大切だと思うんです。

DIYで失敗して壁に余計な穴を開けてしまったり、材料を買い直したりすると、結局業者に頼むよりも高くつくケースもあるんですよね。特に賃貸物件の場合、原状回復費用として数万円請求されることもあります。

それから、時間をお金に換算してみることも大事です。DIYで丸一日かかる作業を、業者なら2時間で完了できるとしたら、その時間を他のことに使えますからね。

仙台市でピクチャーレール取り付けを検討する際のポイント

地域特有の事情についても、少しお話しさせていただきますね。

仙台の気候を考慮した施工

仙台市は冬の寒さが厳しく、夏は比較的涼しい気候ですよね。この気温差によって、建材の膨張・収縮が起こるんです。特に古い建物では、この影響が大きく出ることがあります。

私たちは施工の際、この気候変動を考慮して、適切な余裕を持たせた取り付けを行っています。そうすることで、季節による変形を最小限に抑えられるんですよね。

仙台市内の住宅事情

仙台市内には、築年数の古い木造住宅から、最新のマンションまで、様々な住宅があります。特に青葉区や泉区の戸建て住宅、長町や八乙女のマンションなど、地域によって建物の特徴も違うんです。

私たちは地元の業者として、仙台の住宅事情を熟知していますので、それぞれの建物に最適な施工方法をご提案できると思うんです。

地域密着だからこその対応力

仙台市内であれば、急なトラブルにも迅速に対応できるのが、地元業者の強みですよね。「絵画を掛けようとしたらフックが動かない」「レールが少し傾いている気がする」といったご相談にも、すぐにお伺いできます。

実際に、他の地域の業者に依頼されたお客様から、「アフターフォローの連絡がつかない」というご相談を受けたこともあるんです。私たちは石巻市に本社がありますが、仙台市内のお客様も大切にサポートさせていただいていますからね。

失敗しないピクチャーレール選びのコツ

取り付け方法と同じくらい大切なのが、レール選びなんです。

耐荷重を必ず確認しましょう

ピクチャーレールには、それぞれ耐荷重が設定されています。一般的な製品で10kgから30kg程度ですが、飾りたいものの重さに合わせて選ぶことが重要なんですよね。

軽い写真フレームでしたら問題ありませんが、油絵の額縁や鏡などは意外と重いんです。実際に測ってみると、思っていたより重かったということもよくあります。余裕を持った耐荷重の製品を選ぶことをおすすめしますね。

デザインと機能性のバランス

ピクチャーレールには、天井付け型と壁付け型があります。それぞれに特徴があって、天井付け型は壁に穴を開けずに済むメリットがありますが、天井の下地がしっかりしていないと設置できません。

壁付け型は設置場所の自由度が高く、間柱さえ見つかれば確実に固定できるんです。お部屋の構造や、飾りたいものの高さに合わせて選ぶといいと思うんです。

カラーも大切なポイントですよね。白、黒、シルバー、木目調など、様々な色があります。天井や壁の色に合わせて選ぶと、より自然に馴染んで美しく仕上がります。

ワイヤーとフックの質にもこだわって

レール本体だけでなく、ワイヤーやフックの質も重要なんです。安価な製品だと、ワイヤーが錆びたり、フックの動きが悪くなったりすることがあります。

私たちが施工で使用しているのは、耐久性の高い日本製の製品が中心です。少し価格は高めですが、長期的に見れば、メンテナンスの手間が少なく済むので結果的にお得だと思うんですよね。

実際の施工事例からわかること

ここで、私たちが手がけた実際の事例をいくつかご紹介させていただきますね。

事例1:仙台市青葉区のマンションリビング

築15年のマンションにお住まいのお客様から、リビングの長い壁(約4メートル)にピクチャーレールを設置したいというご依頼をいただきました。

お客様はDIYも検討されたそうなんですが、「絵画コレクションが大切なので、確実に施工したい」というご希望でした。現地調査で壁の構造を確認したところ、間柱の間隔が通常より広く、補強が必要だとわかったんです。

そうなんです、これはDIYでは見抜けなかったポイントだと思うんですよね。適切な位置に補強材を入れて、2本のレールを設置しました。現在も問題なく、重い油絵を複数飾られています。

施工時間は約2時間、費用は材料費込みで38,000円でした。お客様からは「安心して大切な絵画を飾れる」と喜んでいただけたんです。

事例2:泉区の戸建て住宅の階段ホール

こちらは少し特殊なケースでした。階段を上がった先のホールに、家族写真のギャラリーを作りたいというご要望だったんです。

階段ホールは壁の高さがあって、脚立での作業が必要でした。さらに、壁が斜めになっている部分もあって、レールの取り付け角度の調整が難しかったんですよね。

こういった高所作業や特殊な形状の壁は、安全面からも業者に依頼されることを強くおすすめします。私たちは専用の足場を組んで、安全に作業を完了しました。

費用は43,000円でしたが、お客様は「自分では絶対にできなかった」と満足されていました。今では素敵な家族写真のギャラリーになっていますよ。

事例3:長町のカフェ店舗

個人のお客様だけでなく、店舗のご依頼も多いんです。こちらのカフェでは、地元アーティストの作品を定期的に展示替えしたいというご要望でした。

商業施設ですので、お客様の安全が最優先です。万が一作品が落下したら大変なことになりますからね。耐荷重に十分余裕のある業務用レールを3本設置し、定期点検のサービスもつけさせていただきました。

開店前の早朝に作業を行い、営業に支障が出ないように配慮したんです。こういった柔軟な対応も、地元業者だからこそできることだと思うんですよね。

よくあるお問い合わせ(FAQ)

お客様からよくいただくご質問をまとめてみました。

Q1:賃貸物件でもピクチャーレールは取り付けられますか?

はい、取り付け可能です。ただし、原状回復が必要な賃貸物件の場合は、まず大家さんや管理会社に確認することが大切ですね。許可が得られれば、退去時に穴を補修することを前提に施工します。また、石膏ボード用の跡が目立ちにくいタイプもありますので、ご相談いただければ最適な方法をご提案させていただきます。

Q2:すでに壁に絵画を掛けるための釘穴があるのですが、そのまま使えますか?

既存の穴の位置と、ピクチャーレールを取り付ける位置が合えば活用できる場合もあります。ただ、レールは間柱の位置に合わせて設置する必要があるため、既存の穴とは位置がずれることが多いんですよね。その場合は、古い穴を補修してから新しく施工することをおすすめします。補修も含めてご依頼いただければ、キレイに仕上げますのでご安心ください。

Q3:どのくらいの重さの絵画まで掛けられますか?

使用するレールやフックの種類によりますが、一般的な住宅用のピクチャーレールで1本あたり10kgから30kg程度です。ただし、重要なのは壁の下地にしっかり固定されているかどうかなんです。適切に間柱に固定すれば、表示耐荷重まで安全に使用できます。重い絵画を掛ける予定がある場合は、事前にその旨をお伝えいただければ、耐荷重の高い製品を選定させていただきますね。

Q4:レールは目立ちませんか?インテリアに馴染むか心配です

最近のピクチャーレールは、デザイン性が高く、インテリアに馴染むように作られているんです。カラーバリエーションも豊富で、白い壁なら白、木目の天井なら木目調といった具合に、お部屋に合わせて選べます。実際に設置すると、意外と目立たずスッキリした印象になるんですよね。サンプルをお見せすることもできますので、お気軽にご相談ください。

Q5:施工にどのくらい時間がかかりますか?当日立ち会いが必要ですか?

標準的な2メートルのレール1本でしたら、1〜2時間程度で完了します。複数本設置する場合や、壁の状態によって補強が必要な場合は、もう少し時間がかかることもあります。施工中は基本的にお立ち会いをお願いしているんです。設置場所の最終確認や、ご要望をお聞きしながら作業を進めたいと思っていますからね。ただ、ずっとそばにいていただく必要はありませんので、ご自宅内で別のことをされていても大丈夫ですよ。

Q6:施工後のメンテナンスは必要ですか?

基本的に日常のメンテナンスはほとんど必要ありません。ただ、年に一度程度、ビスの緩みがないか確認していただくと安心ですね。特に重い絵画を頻繁に掛け替える場合は、レールやフックに負担がかかりますので、定期的なチェックをおすすめします。私たちは施工後1年目に無料点検サービスを実施していますので、ぜひご活用いただければと思います。

Q7:地震が心配なのですが、大丈夫でしょうか?

東北地方にお住まいの方は、特に地震への備えが気になりますよね。適切に施工されたピクチャーレールは、通常の地震では落下しません。ただし、掛ける絵画が重い場合や、大きな地震に備えたい場合は、耐震用のフックやワイヤーを使用することもできます。また、定期的にビスの緩みをチェックすることで、より安全性が高まります。万が一のことを考えて、寝室など長時間過ごす場所には、軽めのものを掛けることをおすすめしていますね。

終わり

いかがでしたか?ピクチャーレールの取り付けについて、DIYと業者依頼のそれぞれのメリット・デメリットをご理解いただけたでしょうか。

正直に申し上げて、簡単な施工でしたらDIYでも十分可能だと思うんです。でも、大切な絵画を安全に飾りたい、確実な施工をしたい、時間を有効に使いたいという場合は、やはり専門業者に依頼されることをおすすめしますね。

私たち株式会社 室内装飾おとこざわは、仙台市をはじめ宮城県内で、丁寧な施工とアフターフォローを心がけています。ピクチャーレールの取り付けについて、少しでも疑問や不安がございましたら、お気軽にご相談くださいね。現地調査やお見積もりは無料で承っていますので、まずはお話をお聞かせいただければと思います。

皆様の大切なお部屋が、素敵なギャラリー空間になるお手伝いができれば嬉しいです。お問い合わせをお待ちしています。

株式会社 室内装飾おとこざわ
〒986-0321 宮城県石巻市桃生町新田字町32番地
TEL 0225-76-1221

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